こんにちは、黒帯兄さんこと八木橋ショーガックです!
 
今日は、歌の発声タイプについてお話しします。特に back number

そして僕自身(黒帯兄さん)、さらに KinKi Kids の発声を分析してみました。
 


 
声のタイプを理解することで、自分の歌い方を改善したり、

好きなアーティストに近づけるヒントが見えてきます。
 


🎶 back number はライト・チェスト型?

まずは back number。
 
 
結論から言うと、彼らのボーカルは ライト・チェスト型 に分類できます。
 
ライト・チェスト型とは、ざっくり言えば「地声の芯を残しつつ、軽く抜け感のある発声」です。

✅ ライト・チェスト型の特徴

  • 地声(チェストボイス)が基本
  • 声帯の閉じ方はしっかりしているけど、響きは軽く柔らかい
  • 裏声(ヘッドボイス)をほんのりブレンド(地声60〜70%:裏声30〜40%)
  • サビでも芯を失わず、透き通るような軽やかさがある
back number の「クリスマスソング」や「高嶺の花子さん」を聴くと、Aメロは安定した胸声の響き、サビになると軽やかに抜ける声がよく分かります。
 
裏声を完全に使うのではなく、ほんのり混ぜる程度。
 
この“ちょっとした空気感”が、ライト・チェストらしさを作っているんです。
 


ライト・チェスト型との違い(チェスト~ミックス~ヘッドの音色タイプ表)

 


🔑 まとめポイント
  • ライト・チェスト型は「地声ベースだけど、ほんのり裏声」で中高域も持久力あり。
  • チェスト寄りミックスは厚みが増して「より力強い」響き。
  • ライト・チェストはさらに軽く、裏声成分を少し強めにしたニュアンス。
  • ハーフミックスは完全に真ん中、中立的。
  • **ミックス(ヘッド寄り)**は裏声寄りで、抜け感や透明感が支配的。
back number は明らかに「重いチェストのみ」ではなく、

「裏声を少しブレンドして軽く抜ける」ライト・チェストの領域にいると言えます。
 


🎤 黒帯兄さんの発声スタイル

では僕自身はどうか? よく「プル・チェスト型ですか?ハーフミックス型ですか?」と聞かれますが、僕は プル・チェスト型ではありません
 

✅ 僕のタイプ:地声ベースのミドルボイス型

  • 地声(チェスト)70〜80%、裏声20〜30%のブレンド
  • mid2G〜hiA の帯域で、芯を残したままスムーズに抜ける
  • 声帯閉鎖は強めで、息漏れが少ない
  • 咽頭共鳴と鼻腔共鳴を組み合わせて立体的な響き
つまり僕は「チェスト寄りミックス型」なんです。
 

❌ プル・チェスト型ではない理由

プル・チェスト型は「無理に地声を引っ張る」歌い方。高音で喉に負担がかかりやすいんですが、僕の場合はミックスを使うので、無理なく高音が出ます。
 
さらに僕は声帯が「short-fat型(短くて厚い)」なので、ミドル帯域に強く、安定して響かせられるのが特徴です。


⚖️ ハーフミックス型との違い

ハーフミックスは地声と裏声がほぼ半々(50:50)。
 
一方で僕は 地声70〜80% が基本。
 
なので「ハーフ」ではなく「チェスト寄りミックス」と言えます。
 

🧩 僕の発声の使い分け

  • ミドルボイス:J-POPやアニソンの中高域
  • 咽頭ミックス(地声寄り):ロックや特撮ソング
  • 咽頭ミックス(裏声寄り):バラードやしっとり系
  • ベルティング:サビや盛り上がり
歌う曲のジャンルや場面によって、自在に切り替えているのが僕の強みです。


🎙️ KinKi Kidsはプル・チェスト型?

さて、KinKi Kids についてもよく質問をもらいます。
 
 
「mid2F以上で無理に張り上げているから、プル・チェスト型ですよね?」
 
たしかにそう見えます。
 
でも厳密にいうと、彼らは 完全なプル・チェスト型ではありません
 

✅ KinKi Kids の特徴

  • mid2F〜mid2G#をよく使う
  • 地声感は強いけど、完全に張り上げではない
  • 堂本剛さんは咽頭共鳴を使って深みを出す
  • 堂本光一さんはチェスト寄りで張る傾向が強い
つまり「ライト・プル・チェスト型」「チェスト寄りミックス型」と表現するのが正確です。


📚 まとめ

  • back number → ライト・チェスト型(芯を残しつつ軽やか)
  • 黒帯兄さん → チェスト寄りミドルボイス型(地声70〜80%+裏声少し)
  • KinKi Kids → プル・チェスト傾向あり。ただし完全ではなく、曲やメンバーで違いあり
歌のタイプを理解すると、練習の方向性が見えます。
 
たとえば back number のように透け感を出したいなら、

裏声をほんの少しブレンドする練習。
 
KinKi Kids のように力強さを出したいなら、

チェスト感をしっかり残すトレーニング。
 
僕自身も「歌の変身ヒーロー」を目指して、

日々ミドルボイスや咽頭ミックスを磨いています。