(このページは2026年8月22日に執筆されました。)
こんにちは、黒帯兄さんこと八木橋ショーガックです!
『高速戦隊ターボレンジャー』を60本チャレンジに入れると決めた時点で、
決めていたことが一つある。
決めていたことが一つある。
地声を張り上げない。チェストボイスで芯を作ってから録る。それだけだ。

サビで押す曲ほど、土台がいる
80年代後半の戦隊ソングは、サビで音を張る作りが多い。
ここを素の高音発声で押すと、聴感上は元気に聞こえる。
だが数テイク録るうちに、高音1ほどではないが喉が締まってくる。
僕はアンザッツ2番・3a番が強く出るタイプだ。
胸声の支えがないまま高い方に逃げると、その強みはすぐに崩れる。
だから収録前は、まず低い方の音域で胸の共鳴を確認する。ここから始める。
特別なことはしていない
やっていることは、特別でも何でもない。
舌を平らに保ったまま(佐藤涼子式の考え方に近い)、
mid2F〜mid2G#、自分のスイートスポットで、胸に響きが落ちている感覚を確かめる。
mid2F〜mid2G#、自分のスイートスポットで、胸に響きが落ちている感覚を確かめる。
ここがぶれると、音程が合っていても声質だけ薄くなる。
ここが決まっていれば、多少張っても芯は残る。
声は喉から出すものじゃない
正直に言う。これは歌の技術より先に、少林寺拳法の気合いの感覚でやっている。
突きや蹴りを出す瞬間、声は喉から出さない。丹田や腰、胸から出す。
36年やってきて体に染み付いた感覚を、そのままマイクの前に持ち込んでいる。
特訓でも裏技でもない。使い慣れた身体の使い方を、歌に応用しているだけだ。
勢いを最後まで保つための準備
ターボレンジャーは、シリーズの中でも「勢い」で押し切る曲だと思っている。
勢いだけで押せば、後半で息が続かなくなる。
チェストボイスで土台を作るのは、その勢いを最後まで保つための準備だ。
派手な高音を一発当てるための練習じゃない。
テイクを重ねても声が痩せないための準備。
これが正確なところだ。
切り札は、温存する
hiB(アンザッツ5のトランプゾーン)は、この曲では使わない。
無理に使う場面じゃない。そもそも切り札は、出す曲を選んで初めて切り札になる。
今回のターボレンジャーは、チェストボイスの土台がどこまで持つかを確かめる回だ。
それだけを持って、収録に向かう。
積み重ねでしか出ない差
即効性のある話じゃない。
今日決めた発声が、今日のテイクで劇的に変わるわけじゃない。
積み重ねの中で、ようやく差が出てくる種類のものだ。
60本チャレンジは10年計画だ。
この曲もその一本として、地道に声の土台を積む作業の延長として録っていく。
淡々と、外さずに。
ターボレンジャー収録前夜、チェストボイスの話
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