こんにちは、黒帯兄さんです。
 
今日は、自作の漫画を一本描きました。
 
舞台は、僕が普段教えている北海道・室蘭の街道場です。
 
白黒のリアルタッチで、雪の降る夜の道場を描いてみました。
 
まずは、漫画をご覧ください。
 
 

小学生に「今日のは面白かった!」と言われた

この日の練習で、僕は普段あまりやらない受け方(ミット受け)を交えて、技を見せました。
 
いつもと違う動きに、小学生の彼は目を輝かせて言ってくれました。
 
「今日のは面白かった!」
 
正直、嬉しいです。子どもが笑顔で帰ってくれるのは、指導者として何よりのご褒美です。
 

でも、俺がいる意味はそこじゃない

ただ、あの場面で僕が思ったのは、こういうことでした。
 
俺がいる意味──存在理由は、キミたちに

「今日の練習は面白かったです」と言われる

ためじゃない。 いつか、自分と誰かを守れるようになるためだ。
 
楽しい練習は大切です。楽しくなければ続きませんし、道場の壁にも「継続」と掲げてあります。
 
けれど、指導者の役目は「楽しませること」だけではありません。
 
目の前の子が大人になったとき、あるいは大切な誰かが危ない目に遭ったとき、
自分と誰かを守れる力を身につけていること。
 
それが、僕がここに立っている理由です。
 

「今は、まだ分からなくていい」

この一対一の稽古に、どんな意味があるのか。
 
それは、今はまだ分からなくていいと思っています。
 
構えの角度、足幅、拳の置き場所。ミットを受ける間合いと、その一瞬の呼吸。
 
子どもたちには「面白い遊び」に見えていても、その中に、何年も先で効いてくる技術の芯を仕込んでいます。道場のもう一枚の貼り紙にある通り、一歩一歩です。
 
いつか分かる日が来ます。街の道場でマンツーマンで積み重ねてきた稽古が、
どれだけ深いものだったか。
 
その日が来たときに、僕の教えがちゃんと身体に残っていればいい。それで十分です。
 

室蘭の街道場から

雪が降り、港の灯りが揺れる室蘭の夜。大きな看板も派手な設備もない、街の道場です。
 
でもここには、一人ひとりに合わせて教えるマンツーマンの時間があります。
 
プロレベルの技術を、子どもにも大人にも、まっすぐ手渡す。
 
それが僕のやり方です。

まとめ

  • 「面白かった」は嬉しい。でもそれがゴールではない
  • 指導の目的は、いつか自分と誰かを守れるようになること
  • 今は分からなくていい。一歩一歩、継続の先で必ず分かる
この漫画が、武道を習っているお子さん、教えている指導者の方、
そして何かを「続けている」すべての方に、少しでも響けば嬉しいです。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 自他共楽。
 
また次の記事で。
 
黒帯兄さん