多くのショーリンジャーの最終目的は、少林寺拳法の演武になっています。

特に、高校や大学から始める若手拳士たちは、演武を目標にしています。それはなぜかと言うと、大会があるからです。

僕の場合は、少林寺拳法の大会だけでなく、総合格闘技の大会にも出場していました。道場ではボディープロテクターとスネサポを着用した練習が多かったです。

少林寺拳法には、①基本(全員でやる基本練習)以外に②法形と③演武があり、④運用法があります。

練習形式として、少なくとも4つあるのです。

それらをバランスよく練習することが良いとされています。

父(八木橋敏)の道場では、少林寺拳法は護身のための技術として教えられてきました。

総合格闘技の大会に出場していたのは、東室蘭道院からではなく、別の総合の道場所属で出場していました。

そこでは、総合格闘技の大会に出場するために直接パンクラスのプロ選手から技やミットを学びました。

スパーリング練習も欠かしませんでした。

僕は北海道のPFCやD-SPIRALという大会に主に出場していました。

特にD-SPIRALでは、肘を使ったルールで戦ったこともあります。

なぜこんな過酷な大会に出るのかというと、総合格闘技の練習が楽しかったからです。

また、僕のような者に対しても、面倒見よく対応していただけました。

僕は、佐山サトル先生のようには覚えられない、1回見ただけでできる天才肌の持ち主ではないので、たくさんの練習と努力で技を身につける必要がありました。

練習ノートをつけたり、自分なりに努力してきました。