ムエタイの基本:逃げ腰にならない重要性とその理由

ムエタイでは、基本的な動作の一つひとつに「姿勢」が大切です。

例えば、流水蹴りや上受蹴りのような動作で、何でもかんでも蹴った後に逃げ腰になってクモのように後ろへ退がるのはNGです!

ムエタイでは、蹴った足はその場にどっしりと下ろし、微動だにしません。

実戦のスパーリングでは、その方がなかなか退がらない人だと、相手から思われます。

この記事では、なぜ逃げ腰がよくないのか、どのような姿勢を取るべきかを、中学生でもわかりやすく解説します。



逃げ腰がダメな理由

1. 安定性とバランスを崩す

蹴った後に足をその場にしっかり下ろすことで、次の動作へスムーズに移行できます。

しかし、逃げ腰になるとバランスを崩しやすくなり、次の攻撃や防御が遅れてしまうことがあります。

 

例:蹴った後にふらつくと、相手からパンチやカウンター攻撃を受ける可能性が高まります。

逆に、足をしっかり下ろして構えることで「まだまだ攻めるぞ!」という雰囲気を相手に与えられます。



2. 心理的な弱さを見せる

逃げ腰の姿勢は、相手に「この人、弱気だな」と思わせてしまいます。

ムエタイは相手に積極的に圧力をかけるスポーツです。

しっかりとした姿勢を保てば、相手に対して強い印象を与え、

「簡単には崩れない」というメッセージを送ることができます。



3. カウンターの準備が遅れる

ムエタイでは、攻撃したらすぐに次の動作に移ることが重要です。

逃げ腰になっていると、次の攻撃や防御へのタイミングが遅れ、相手に隙を与えてしまいます。

蹴った後もその場に足を下ろしておけば、次のパンチや蹴り、あるいは相手の攻撃を防ぐ動作がスムーズになります。



4. 技の威力が落ちる

逃げ腰のまま蹴りをすると、足に力が入りきらず、蹴りの威力が減ってしまう可能性があります。

力強い蹴りを繰り出すためには、地面にしっかりと足をつけ、安定した姿勢を保つことが大切です。



実戦で意識すべきこと

足を「どっしり」と下ろそう

蹴った足をその場にしっかりと下ろすことで、ムエタイ特有の「攻撃的で堂々としたスタイル」を相手に見せることができます。

これにより、相手はあなたを「退がらない強い選手」と感じるでしょう。

 

常に「次」を考える

蹴りを放った瞬間から、次に何をするべきかを考えておきましょう。

例えば、「このままパンチを入れるか?」「相手の反撃に備えるか?」など、攻守の切り替えを素早く行うことが鍵です。



まとめ

ムエタイでは、逃げ腰にならず、攻撃的で安定した姿勢を保つことが試合を有利に進めるポイントです。

蹴った後の足の置き方を意識するだけでも、技の威力や心理的なプレッシャーが大きく変わります。

今日から練習に取り入れてみてください!