(※このページは2022年10月28日に更新されました)

【少林寺ムエタイ「少林寺のアンパンチ(=上げ鉤突き)」の解説】

こんにちは。

”Kempo Striking Channel”のShowGackです。

それでは、今日は開足中段構えから「少林寺」のアッパーカット

「上鉤突き(あげかぎづき)」をやってみたいと思います。


「上鉤突き」は「教範」という、

少林寺拳法の有段者用の分厚いテキストに載っています。

ShowGackは「上げ鉤突き」のことを

「アンパンチ」と呼びます。

「アンパンマン+パンチ‼」ではないですよ。

「ア~ンパンチ!」です。

アンパンマンが空を飛び、のびのびと~

左右・交互にパンチをかますように突きます。

少林寺拳法では「振り子突き」と呼ばれる突き方も別にあります。

そちらは、このように体重に左右に移動しながら突きますが、

この「アンパンチ」はそのようにせず、

前進しながら交互に突き(パンチ)を出していきます。

前に進むことで追って突くことができるんですね。

少林寺拳法の宗道臣先生の著作である、

「カッパブックス 秘伝 少林寺拳法」によると、

この「上げ鉤突き(=アンパンチ)」のことを「少林寺拳法のアッパーカットだ」と

いう風に(宗先生は)おっしゃっていました。

普通、ボクシングや総合格闘技で「アッパー」というパンチは、次の4種類です。

・「前手」のアッパー、ボディーアッパー

・「後ろ手」のボディーアッパー、(上段の、アゴへの)アッパー

があります。

ですが、「カッパブックス」の秘伝の本の中には、

このように「アッパーカットをすると、」

・ナックルが反れて、拳頭が内側に返ってきてしまう

と、宗先生はおっしゃっていました。

・外れると、失敗してしまう

ということですね。

そこで、上鉤突きなのです。

しかしながら、上げ鉤突きをすれば、「前に行けます」

相手の「上段」に沿ってパンチが外れても、

追って突くことができるんですね。

一度、ロックオンすれば、必ずターゲットに命中する

「ミサイル・パンチ」を目指してください。

このように、アンパンチは前に、前進しながら

左右の交互にパンチが伸びるので当たるのです。

左右のパンチをスムーズに前に繰り出せるように

練習してくださいね。

以上、「少林寺のアンパンチ(=上げ鉤突き)」の解説でした。