こんにちは、黒帯兄さんこと八木橋ショーガックです!
 
今日はちょっと面白い実験をしたので、その話をします。

僕の歌声を、コンピューターを使って科学的に調べてみたんです。
 
 

なぜ調べようと思ったのか

これまで僕は「自分の声はアンザッツ3a(地声をベースにしたミックスボイス)が中心なんじゃないか」と考えていました。
 
声楽の理論で「アンザッツ」というのは、声の出し方のタイプ分けのことです。
 
でもこれまでの根拠は、ボイストレーナーさんの「鋭くてよく通る声だね」という感想や、カラオケの点数、自分の感覚だけでした。
 
これって、本当に正しいのかな?もっとちゃんとした証拠はないかな、と思ったんです。
 
 
 

ボーカルだけを取り出して、音を分析した

そこで、歌ってみた動画用にcakewalk録音した8曲のボーカル単体の音源(伴奏なし、声だけの音)を用意しました。
 
曲は「ウルトラマンダイナOP」「TAKE ME HIGHER」「アイアンリーガー」「仮面ライダーBLACK RX」「鳥人戦隊ジェットマン」「ターンAターン」「科学戦隊ダイナマン」「超電子バイオマン」の8曲です。どれも特撮・アニソンの名曲ばかりです。
 
この声の音源を、コンピュータープログラムで分析しました。注目したのは「H1-H2」という数値です。
 
これは声帯(のどにある、声を作る部分)がどれくらいしっかり閉じているかを表す、音声学の世界で使われている標準的な指標です。
 
 
簡単に言うと、こういうことです。
  • 数値がプラスで大きい → 声帯がゆるく開いている → 息が漏れる柔らかい声(アンザッツ3bや4のタイプ)
  • 数値がマイナス → 声帯がしっかり閉じている → 力強く鋭い声(アンザッツ3aのタイプ)

 

 

結果は、8曲すべてが「マイナス」だった

分析してみると、驚くほどはっきりした結果が出ました。
 
H1-H2の数値
アイアンリーガー
マイナス10.24
鳥人戦隊ジェットマン
マイナス8.03
ウルトラマンダイナ
マイナス6.48
ターンAターン
マイナス6.28
TAKE ME HIGHER
マイナス6.16
科学戦隊ダイナマン
マイナス5.51
仮面ライダーBLACK RX
マイナス3.92
超電子バイオマン
マイナス3.47
 
8曲、全部マイナスです。平均するとマイナス6.26という数字でした。
 
これってどういうことかというと、僕の声帯はしっかり閉じて鋭く振動している、ということです。
 
つまり「アンザッツ3a」、地声をベースにした力強いタイプの声だということが、感覚や感想だけじゃなく、数字としてはっきり証明されたんです。
 







 

 

これまでの自分の感覚と、ちゃんと一致した

これまで僕は「自分の声は浅岡雄也さんや草野マサムネさんみたいな、裏声寄りの柔らかい声(アンザッツ3b)とは違う」と感じていました。
 
FIELD OF VIEWの楽曲を何年も練習しているのに、思うようにハマらなかった理由も、ここにあったんだと思います。
 
逆に「次世代のヒーローボイス」として、特撮やアニソンの楽曲との相性がいいと感じていたのも、この地声の力強さがあったからなんですね。
 
データを取ってみて、自分の感覚が間違っていなかったとわかったのは、すごく嬉しかったです。
 
同時に「思い込みだけじゃなく、ちゃんと検証することの大切さ」も実感しました。
 
 

曲によって、ちょっとずつ違いもあった

面白いことに、8曲とも「声帯がしっかり閉じている」のは共通していましたが、強さには差がありました。
 
アイアンリーガーやジェットマンは特に数値が低く(声帯がより強く閉じている)、仮面ライダーBLACK RXや超電子バイオマンは少し数値が高め(0に近い)でした。
 
調べてみると、BLACK RXは他の曲より高い音域を多く使っていることがわかりました。
 
つまり、高い声を出すときは、少しだけ声帯を薄くしているということです。
 
これは「ライトミックス」と呼んでいる、最近練習で身につけてきた感覚と一致していました。
 
 

これからの歌ってみた活動に活かしたいこと

今回の実験で、僕は自分の声の土台をしっかり確認できました。
 
地声の力強さをベースにした「アンザッツ3a」というスタイルは、これからも僕の武器です。
 
少林寺拳法やムエタイで鍛えてきた「喉も鍛える」という考え方とも、この力強い声はぴったり合っています。
 
ただ、すべての曲をこのスタイルだけで歌う必要はないとも思っています。
 
back numberの「ヒロイン」を歌ったときに、地声から高い音へすっと移行できる感覚が出てきました。
 
これは裏声に変えたわけじゃなくて、声をうまく薄くする「ライトミックス」が身についてきたからだと思っています。
 
柔らかい曲を歌うときは、こうして裏声の成分を少しだけ増やすことで、表現の幅を広げていきたいです。
 
声って、感覚だけだとどうしても「本当にこれで合っているのかな」と不安になることがあります。
 
でも今回みたいに数字で確認できると、自信を持って次の練習に進めます。
 
これは武道の「型」を確認する作業にも近いなと感じました。
 
 

8曲全部が同じ方向を示したことの意味

今回すごく大事だと思ったのは、1曲だけじゃなく8曲全部で同じ結果が出たことです。
 
1曲だけならたまたまかもしれません。
 
でも特撮・アニソンの違うジャンルの曲を8曲集めて、全部同じ傾向が出たということは、

これが僕の声の「本当の特徴」だと言えると思います。
 
僕は3年間、カラオケのスコアをスプレッドシートにずっと記録してきました。
 
今回の音響分析も、そうやって地道にデータを積み重ねていく姿勢の延長線上にあるものだと思っています。
 
 
 

まとめ

僕は60本チャレンジという、10年間で60曲の歌ってみた動画を作る計画を進めています。
 
今回みたいに、感覚だけじゃなくデータでも自分を確かめながら、

これからも一曲一曲、丁寧に育てていきたいと思います。
 
自分の声を知ることは、自分を知ることでもあります。
 
これからも道場での修行と同じように、求道的に、楽しみながら、声を磨いていきます。
 
最後まで読んでくれてありがとうございました!